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権威と圧力は最終手段にする

仕組みとココロの経営伴走役

企業経営カウンセラー 岩出優です。 

 

 組織の中で、
最も瞬間的に人を動かす

方法は何かと聞かれれば、

 

それは「地位という権威」と

「圧力」を組み合わせることです。

 

 

上司という立場から、

 

「やっておいて」
「これは命令だから」

 

と伝えれば、

多くのスタッフは、

その場ではすぐに動きます。

 

 

特に、期限が迫っているときや、
トラブル対応など

一刻を争う場面では、

 

この方法が有効に

見えることも事実です。

 

 

 

さらに、

人は成功体験を伴った行動を、

次も選びやすくなる

という性質を持っています。

 

権威性と圧力を使った結果、

 

 

・すぐに動いてくれた
・場が収まった
・結果が出た

 

 

こうした経験は、

上司にとって
「このやり方は正しい」

という成功体験になります。

 

 

 

するとどうなるか。

 

次も、その次も、そのまた次も、

 

無意識のうちに
権威性と圧力で

人を動かそうと

するようになります。

 

 

短期的には、

 

「言えば動く」
「管理しやすい」

 

そんな感覚を

持つかもしれません。

 

 

 

しかしその一方で、
指示を受けた側の

心の中では、

 

別のものが静かに

積み重なっていきます。

 

 

・納得していない
・信頼されていないと感じる
・自分で考える余地がなく、

窮屈さを感じる
・常に評価や圧を

気にしなければならない

 

 

その場では口に出されない

不満や違和感は、
やがて「苦痛」や「不信感」に

変わっていきます。

 

 

そしてこの感情は、
ある日突然、
「辞めます」という形で

表に出てきます。

 

 

本人にとっても、

 

「給料が低いから」
「忙しいから」

 

といった理由のほうが

説明しやすいだけで、

 

本質はもっと前から

積み重なっていた
関係性のストレスであることが

少なくありません。

 

 

だからこそ、

長期的に人材が定着する

組織をつくろうとするなら、

 

権威性や圧力を

「常套手段」にしては

いけないのです。

 

 

もちろん、

必要な場面はあります。

 

緊急時、
ルール違反、
安全に関わることなど、

 

 

例外的に使うべき状況は

確かに存在します。

 

 

ただしそれは、
あくまで「最終手段」

であるべきです。

 

 

 

 

日常においては、

 

・目的を共有できないか
・判断を委ねられないか
・信頼して任せられないか

 

 

こうした問いを、
常に持ち続ける必要があります。

 

 

スタッフが
「やらされて動く」のではなく、
「自分で考えて動く」

 

 

その関わり方を
模索し続けることが大切です。

 

 

時間はかかりますし、
即効性もありません。

 

 

それでも、
信頼を土台にした

関わり方だけが、
人の心を疲弊させず、
組織を確実に

強くしていきます。

 

 

権威と圧力で動く組織は、
速いけれど、脆い。

 

 

信頼で動く組織は、
ゆっくりでも、長く続く。

 

 

どちらの組織になるかは、
日々のほんの小さな

関わり方の積み重ねで

できていくのです。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 


企業経営カウンセラー® 

岩出 優(いわでゆう)

人材定着/経営の仕組み化/目標実現・習慣化

 

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