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人材定着の改善は現状把握から始まる

人材定着と仕組み構築の伴走役

企業経営カウンセラー 岩出優です。 

 

 人材定着の対策がうまくいかない会社には、

ある共通点があります。

 

それは、現状把握をしないまま

施策を打ってしまうことです。

 

旅行の計画を立てるときには、

まず行き先を決め、そのうえで現在地を確認し、

どのルートで向かうかを考えると思います。

 

車で行くのか、電車で行くのか、飛行機を使うのか。

現在地が分からなければ、進み方は決められません。

 

これは人材定着に限らず、

業務改善全般に共通する流れです。

 

ところが、会社組織のことになると、

なぜか現状把握を行わないまま

対策に走ってしまうことがあります。

 

現状把握をしないまま対策に走ってしまう

 

私自身、前職で離職率100%の組織を

立て直す立場になったとき、

このことを痛感しました。

 

当時の職場では、人が次々に辞めていきました。

普通に考えれば、給料や忙しさ、

業務量の問題に目が向きます。

 

もちろん、それらも

無関係ではなかったと思います。

ただ、実際にはそれだけではありませんでした。

 

入社初日から話しかけられず、

いきなり孤独感にさらされる。

「とりあえず座ってて」と放置される。
相談しても向き合ってもらえず、

責任だけは取らされる。

 

そうした小さな不安の積み重ねが、

「ここでは続けられない」という

感覚を少しずつ生み出していたのです。

 

必要だったのは、すぐに新しい制度を

入れることではありませんでした。
まず何が起きているのかを

丁寧に把握することでした。

 

人が辞める理由は一つではない

人が辞める理由は、一つではありません。

信頼できない。
不満が積み重なっている。
働きがいを感じられない。

こうした要素が重なり合って、

最終的に離職という結果につながっていきます。

 

にもかかわらず、

表面に見えている一部分だけで判断すると、

本当の原因を見誤ります。

私の前職でも、待遇の問題だけでは

ありませんでした。

 

むしろ大きかったのは、職場の孤独感や、

安心して関われない空気だったと感じています。

まず必要なのは組織の現在地を知ること

だからこそ、

人材定着を考えるときには、

まず現状把握が必要です。

 

今、社員はどこに不安を感じているのか。
どこに不満を抱えているのか。
どこで働きがいを失っているのか。

 

経営者や管理職の感覚だけで

判断するのではなく、

社員面談やアンケート、

日常の対話などを通じて、

組織の状態を丁寧に

見える化していくことが重要です。

 

現在地が分かってはじめて、

進むべき方向が見えてきます。

 

取り組む前に、まずは正しい確認を

 

人材定着の対策は、思いつきで

始めるものではありません。

 

まずは正しく現状を把握すること。

 

人が定着する組織づくりは、そこから始まります。

 

制度を整えることも大切です。
関わり方を見直すことも大切です。
ただ、それらは現在地が見えていてこそ、

効果的なものになります。

 

 

遠回りに見えても、

最初に現状把握を行うことが、

結果として最も確かな近道となります。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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企業経営カウンセラー® 岩出 優(いわでゆう)

人材定着支援 / 組織の仕組み構築支援