月間600kmは、目先の積み上げでできている
5月の月間走行距離は、ちょうど600kmでした。
月間600kmに到達したのは、2月以来です。
静岡マラソンのあった3月は400km。
そこからの立て直し期だった4月は450km。
レース前後はどうしても
調整や回復が必要になるので、
走行距離が落ちるのは
自然なことではあります。
それでも、自分の中ではもう一度
600kmのラインに戻したい
気持ちがありました。
その意味で、
5月に600kmまで戻せたことは、
かなり大きかったです。
ただ、むやみに距離を
追っているわけではありません。
目標であるサブ2.5を意識して、
この距離を走っています。
サブ2.5を達成している人の
練習内容を見ていると、
月間500km以上は走っている
ケースが多いように感じます。
そこに45歳という年齢補正も考えて、
私は月間600kmというラインを
ひとつの目安にしています。
もちろん、走れば走るほど良い
という単純な話ではありません。
疲労もたまりますし、
故障のリスクもあります。
それでも、
フルマラソンで大事になる
持久力を考えると、
一定の走行時間と走行頻度は
どうしても必要だと捉えています。
フルマラソンは、
スピードの上限を引き上げる
だけでは押し切れません。
酸素を使ってエネルギーを作り続ける力。
その土台になるのがミトコンドリアです。
この力を高めていくには、
やはり一定の走行時間が必要になります。
時間の確保は大変です。
面倒くさい日もあります。
「今日はもういいかな」
と思う日もあります。
でも最後は、自分がどれだけ
目標を実現させたいか。
そこに戻ってくるのだと思います。
私が今やっていることは、
単に速く走りたいというより、
「45歳という中年ランナーが、
しっかり走り込んだらどうなるのか?」
という実験に近いです。
人間の身体は、どこまで変わるのか。
年齢を重ねても、
積み上げ方次第でどこまで伸びるのか。
そんな興味が、
自分を走らせているところがあります。
「あの時、ああしていたら」
という後悔は、
できればしたくありません。
だからこそ、今日やるべきことを
粛々と進めるようにしています。
今月600kmに戻せたことで、
ここから10ヵ月連続600km以上
という分かりやすい目安もできました。
なかなか大変そうですが、
やることが明確になるのは良いことです。
リディアード式の通りに走った1週間
5月最後の1週間は、
100mileを超える距離を積み重ねました。
週間走行距離は164km。
アーサー・リディアードが提唱した、
週7回以上、週間100マイル
という基準を満たすことができました。
この理論について初めて聞いた時、
正直こう感じました。
「さすがにやりすぎだろ」
1日休んだら、どこかで
2部練習をしないといけない。
160kmも走ったら故障するのではないか。
でも休めない。
こりゃ無理ゲーだろ。
そんな感覚でした。
ただ、40歳を超えてから、
取り組み方を変える必要を
強く感じるようになりました。
これまでと同じやり方を続けていても、
同じところで頭打ちになる。
何かを変えなければ、
記録も変わらない。
その中で、ゆっくりジョグには
低い故障リスクと高い効果性の
両面があることに気づきました。
そこから考え方が変わりました。
理論を否定するにしても、
まずは自分で試してみないと
フェアではありません。
外から眺めて「やりすぎだ」
と言うのは簡単です。
でも、自分の身体で試していないものを、
完全に否定することはできません。
そう考えて取り組み始めたところ、
記録が大きく伸びていきました。
40歳からこの練習に取り組み始めて、
2時間57分。
2時間47分。
2時間43分。
2時間39分。
衰えるどころか、
記録は大きく伸びていきました。
もちろん、リディアード式を
そのまま信じ込んでいる
わけではありません。
ただ、自分の身体を通して、
走り込みには意味があると感じています。
その休みは、成長につながるのか
休みについて考えるとき、
私はひとつの問いを持つようにしています。
「その休みは、成長につながるのか」
昨日頑張ったから今日は休み。
なんとなく3日に1日は休み。
もちろん、疲労が強いときや
故障リスクが高いときは休むべきです。
そこは無理をしてはいけません。
ただ、記録を伸ばすという観点で見ると、
なんとなくの休みは
少しもったいないことを
している可能性があります。
私は休みの日は、
6:40/kmで15〜20km走っています。
これを人に話すと、ほぼ100%、
「休んでねぇじゃん」
と笑われます。
でも、これは私にとっては休みなのです。
スピード走。
ロング走。
回復走。
この3日1サイクルを回す中で、
スピード走はその時点での
レベルを測る日でもあります。
大事なのは、
スピード走に入る段階で
疲れが解消していることです。
走りながらそれが実現できていれば、
疲労回復と有酸素能力の土台づくりを
同時に進められていることになります。
そして、
過去のスピード走の結果と比較したときに
成長がデータで見えていれば、
完全休足よりも良い選択だったと言えます。
休むか、走るか。
その二択ではなく、
「成長につながる回復の仕方は何か」
を考えることが大切なのだと思います。
月600kmは、目先の積み上げでできている
月間600kmという数字だけを見ると、
かなり大きく感じます。
ただ、これを分解すると
見え方が変わります。
1日20km。
3日サイクルで考えれば、3日で60km。
1週間で140km。
こう考えると、月間600kmは
「遠くにある巨大な数字」ではなく、
日々の積み上げの結果として見えてきます。
もちろん、毎日きっちり
20km走るわけではありません。
スピード練習の日もあります。
ロング走の日もあります。
疲労を抜くための回復走の日もあります。
ただ、3日で60km前後を積み上げていく。
1週間で140km前後の流れを作る。
その先に、
月間600kmという数字が見えてきます。
今回の5月最終週は164km。
月間600kmペースで考えれば、
かなり積み上げられた1週間でした。
でも、大事なのは
164km走ったことそのもの
ではありません。
目先の1日。
目先の3日。
目先の1週間。
そこを積み上げた結果として、
月間600kmに戻せたことです。
大きな数字は、小さく分ける
これは目標実現にも通じる話です。
いきなり大きな目標に
飛びつくのではなく、
達成可能な行動に小さく分ける。
そして、小さな達成を
何度も重ねながら進めていく。
最終的に到達するゴールは同じでも、
途中の成功体験の数が変わります。
人は、前に進んでいる
感覚があると続けやすくなります。
逆に、ゴールが遠すぎると、
どれだけ頑張っても
進んでいる実感を得にくくなります。
だからこそ、大きな目標は
小さく分けることが大事です。
月間600kmも同じです。
「600km走らなければいけない」
と考えると重くなります。
でも、
「今日20km走る」
と考えると、少し現実的になります。
さらに、
「3日で60km」
「1週間で140km」
と考えると、
練習の流れとして見えやすくなります。
大きな挑戦ほど、
そのまま見つめると圧倒されます。
だからこそ、小さく分ける。
単位を変える。
今日やることに落とし込む。
これはランニングだけでなく、
仕事や勉強にも通じる考え方
と言えます。
5月27日は「余裕度」を確かめる練習だった
今週の中で、特に大きかったのは
5月27日の練習です。
3:45/kmで21.1km。
タイムは1時間19分10秒でした。
この練習は、自分の中では
スピード持久力を
意識して取り組んだ、
初めての本格的な練習でした。
ペースだけで見れば、
目標としているレースペースよりも
1kmあたり15秒ほど遅い設定です。
なので、自分の中では、
「こなせるかどうか」
というより、
「どのくらいの余裕度でこなせるか」
が気になっていました。
正直、楽ではありませんでした。
ただ、最後まで大きく崩れずに
走り切ることはできました。
これは大きな収穫です。
やったことのない練習は、
どうしても不安になります。
実際に走ってみるまで、
どのくらい苦しいのか分かりません。
後半にどれくらい余裕が
残るのかも分かりません。
でも、一度こなすことができると、
次回からの不安はかなり小さくなります。
「あの練習はこのくらいの余裕度でできた」
という事実が、
自分の中に残るからです。
練習の意味は、
身体を鍛えることだけではありません。
次の練習に向かうときの
不安を減らすこと。
自分の中の基準を
少しずつ上げていくこと。
5月27日の21.1kmは、
まさにそのための練習になりました。
少しずつ、本番に寄せた練習を
こなせるようにしていきます。
走り込みは、未来の自分への実験
月間600km。
週間164km。
3:45/kmで21.1km。
数字だけを見ると、
少し極端に見えるかもしれません。
自分でも、まあまあ変なことを
している自覚はあります。
でも、自分の中では
すべてつながっています。
サブ2.5を目指すために、
必要な土台を作る。
45歳という年齢で、
どこまで身体が変わるのかを試す。
理論を外から眺めて
否定するのではなく、
自分の身体で検証する。
そのための走り込みです。
もちろん、これでサブ2.5が
保証されるわけではありません。
マラソンはそんなに甘くありません。
それでも、やるべきことを
積み上げている感覚はあります。
不安をゼロにすることはできません。
でも、日々の積み上げによって、
不安を小さくすることはできます。
「あの時、もっとやっておけばよかった」
そんな後悔を残さないために。
今日も、目先の1日を
積み上げていきます。
人材定着と信頼型組織づくりの伴走役
企業経営カウンセラー®
岩出 優(いわでゆう)
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