人材定着と信頼型組織づくりの伴走役
企業経営カウンセラー® 岩出優です。
信頼は、言葉ではなく行動で積み上がる
「うちの会社は社員を大事にしています」
「何でも相談してほしい」
「信頼関係を大切にしたい」
会社や上司が、こうした
言葉を口にすることは
少なくありません。
もちろん、
言葉にすること自体は大切です。
何を大事にしたいのかを示すことは、
組織の方向性を伝える
ことにもつながります。
ただ、社員が本当に
その言葉を信じるかどうかは、
また別の話です。
人は、相手の言葉だけではなく、
その後の行動を見ています。
社員は、日々の小さな行動を見ている
たとえば、社員は日々の職場で、
次のような場面を見ています。
・困ったときに、
本当に話を聴いてくれるのか
・忙しいときほど、
態度が荒くならないか
・言っていることと、
やっていることが一致しているか
・約束したことを守るか
・人に厳しいことを
求めるだけでなく、
自分自身も実践しているか
・日々やるべきことを、
確実にこなしているか
こうした小さな場面の
積み重ねによって、
「この人は信頼できる」
「この会社は大丈夫そうだ」
という感覚が育っていきます。
信頼は、大きな言葉で一気に
つくられるものではありません。
何気ない日常の中で、
少しずつ積み上がって
いくものです。
行動が伴わない言葉は、
逆効果になる
反対に、
どれだけ立派な言葉を並べても、
行動が伴わなければ信頼は崩れます。
たとえば、
「意見を言っていい」と言いながら、
反対意見を言った人に嫌な顔をする。
「挑戦してほしい」と言いながら、
失敗すると強く責める。
「社員を大切にする」
と言いながら、
忙しい人に負荷が
偏っていても放置する。
居酒屋で将来の大きな
ビジョンを語りながら、
それに向けた行動をしていない。
こうした状態では、
言葉はむしろ逆効果になります。
社員は、
会社の言葉そのものよりも、
その言葉が現場で
どう扱われているかを見ています。
「相談してほしい」と
言われたから相談したのに、
面倒そうな顔をされた。
「挑戦していい」と
言われたから動いたのに、
失敗した瞬間に責められた。
そうした経験が積み重なると、
社員は少しずつ
本音を出さなくなります。
そして、表面的には
問題がないように見えても、
心の中では会社との
距離が広がっていきます。
信頼は、地味な行動の中で育つ
信頼は、1回の感動的な
行動で生まれるものではありません。
あいさつを返す。
話を最後まで聴く。
感謝を伝える。
約束を守る。
困っている人に声をかける。
そうした地味で当たり前の
行動によって、
信頼は育っていきます。
とても小さなことに
見えるかもしれません。
でも、社員からすれば、
そうした日々の関わり方こそが、
「この人は自分をちゃんと
見てくれている」
「この職場では、
自分は雑に扱われていない」
という安心感につながります。
信頼は、上手な言葉よりも、
ぶれない行動に
よって支えられます。
理念は、現場の行動に
なって初めて伝わる
信頼型の組織づくりとは、
きれいな理念を掲げること
だけではありません。
理念に沿った行動を、
日々の現場で少しずつ
増やしていくことです。
「社員を大切にする」
と掲げるなら、
忙しい人に負荷が
偏っていないかを見る。
「挑戦を応援する」
と言うなら、
失敗した人を責める前に、
次に活かす対話をする。
「何でも相談してほしい」
と伝えるなら、
相談されたときの
表情や態度を大切にする。
言葉と行動の一致が続くことで、
社員の安心感は高まっていきます。
そして、
「この会社は、言っていることと
やっていることが一致している」
「この上司の言葉は信じても大丈夫だ」
と感じられるようになります。
信頼の積み重ねが、人材定着につながる
人材定着を考えるとき、
制度や待遇、評価制度、
研修などの仕組みは
もちろん大切です。
ただ、それらの仕組みが
機能するためには、
土台となる信頼関係が
欠かせません。
社員が会社や上司を
信頼できていなければ、
本音は出てきません。
本音が出てこなければ、
現場の違和感や不満も
見えにくくなります。
課題が見えなければ、
どれだけ制度を整えても、
根本的な改善に
つながりにくくなります。
一方で、日々の関わりの中で
信頼が積み上がっている職場では、
社員は安心して
声を出しやすくなります。
困ったときに相談できる。
違和感を抱いたときに
伝えられる。
挑戦や失敗についても、
前向きに話し合える。
こうした関係性がある職場では、
社員は孤立しにくくなります。
その積み重ねが、
「この会社で働き続けたい」
という気持ちに
つながっていきます。
信頼は、毎日の関わり方で
積み上げられる
信頼は、一度に手に入る
ものではありません。
でも、
毎日の関わり方を変えることで、
確実に積み上げていく
ことはできます。
自分自身が信頼される
行動を積み重ねる。
部下との信頼関係を
築く振る舞いを続ける。
言葉にしたことを、
現場の行動で示していく。
その地道な継続力こそが、
「この会社で働き続けたい」
という気持ちを育てていきます。
信頼は、言葉ではなく
行動で積み上がる。
だからこそ、
組織づくりの出発点は、
特別な制度や大きな
改革だけではありません。
今日のあいさつ。
今日の聴き方。
今日の約束の守り方。
今日の声のかけ方。
その一つひとつが、
信頼型の組織をつくる
土台になっていきます。
信頼型組織づくりに
伴走する者として
私自身、信頼で動かす組織づくりの
伴走者として活動しています。
仕事や発信活動はもちろん、
プライベートでのランニングや
ボイストレーニングも含め、
決めたことを
日々コツコツ続けることを
大切にしています。
信頼をテーマに発信している以上、
自分自身の行動にも
一貫性が求められます。
言葉だけで終わらせない。
決めたことを続ける。
小さな行動を積み重ねる。
引き続き、伴走者として
恥ずかしくない行動を
心がけていきます。
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今日もお読みいただき、
ありがとうございました。
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人材定着と信頼型組織づくりの伴走役
企業経営カウンセラー®
岩出 優(いわでゆう)
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